Fisher

いろんな人がいて、いろんな本を読んでいる。コーヒーと夜の散歩と伊藤計劃がだいすきな25才が、 あんな本や、こんな本を、紹介します。

MENU

導かれたいわたしたちは 「BAR追分/伊吹有喜」

 

新宿ねこみち横丁、BAR追分。

昼はバールで、夜はバー。

 

就活に失敗し、脚本家になる夢も破れ、あとは一発逆転公務員試験に挑むしかないのか。悩んでいた宇藤は、縁あって、横丁に住み込み、振興会のPR活動の仕事をはじめます。

 

とくべつなお話はひとつもありません。しずかな物語です。

 

「みんなして……横丁全体で、僕を呑み込もうとしているような気がしてきました」

 

導かれて、呑み込まれ、呑み込む。

 

わたしたちは、きっと、だれかの「おいしい」になれる。

 

寡黙なひとびとが、人生の岐路に立つとき、BAR追分はやさしい聞き手になって、かれらの背中を押してくれます。

 

連作ミステリです。

つかれていますか。すこしずつ、読んでみませんか。

しずかな魅力が詰まった一冊です。

  

BAR追分 (ハルキ文庫)

BAR追分 (ハルキ文庫)

 

 

あわせて読みませんか

 

装丁と空間、作品になった作品集。眺めてもいい、読んでもいい、真剣な自由をくれる一冊です。

星を賣る店

星を賣る店

 
広告を非表示にする