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いろんな人がいて、いろんな本を読んでいる。コーヒーと夜の散歩と伊藤計劃がだいすきな25才が、 あんな本や、こんな本を、紹介します。

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すらばしくないってことは、ぜんぜんだめってことですか 「生きるぼくら/原田マハ」

 

いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生(あそうじんせい)。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」

 

たったひとりの肉親を頼りに、四年ぶりに家を出た人生。勇気をふりしぼって蓼科までやってきたのですが、祖母は認知症を患っており、初対面の妹とはうまくやれそうにもなくて……。

社会から引きこもってしまった三人が、米作りを通して、再起する物語です。

 

「それ、すごく具体的で、現実的じゃないか。決してかなわない夢じゃない。がんばれば、きっと手が届く『希望』だ」

 

わたしたちは、そう、ぜんぜんだめ、かっこうわるい。

 

人生は、ひとつひとつの積み重ね。それって、けっこうむずかしい、歯痒いものです。

だけど、気づくことなら、ひとつひとつ、できるのかもしれません。

 

あとは進むだけです。

前向きな気持をあとおししてくれる一冊です。

 

生きるぼくら (徳間文庫)

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月と六ペンス (新潮文庫)

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