Fisher

いろんな人がいて、いろんな本を読んでいる。コーヒーと夜の散歩と伊藤計劃がだいすきな25才が、 あんな本や、こんな本を、紹介します。

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もうここは宇宙 「もののあはれ/ケン・リュウ」

 

大宇宙の知的種族すべてを対象にした決定的な調査は存在していない。どんな資料をもって知的と見なすのかについては議論が何度も繰り返されているだけでなく、星が生まれて死ぬのとおなじくらいいたるところ、さまざまなときに文明は興亡を繰り返している。

 

主題とテイストの異なる、8編のSF短編集です。

『紙の動物園』よりの収録。

 

どこかまったく別な場所でトナカイの大群が

 

わたしたちもう宇宙にいて、なにもかもが流転している。

 

昨日おもしろかったことが、今日はくだらなく思えたり、去年まで存在していなかった星が、明日、発見されたりしますね。

ひとは、「いつのまにか」、と思うものです。

いつのまにか、もうここは宇宙になったらしい、と。

それだけ、気づきというのは、すさまじいエネルギーなのでしょう。

 

本格SFというよりは、実験的に書かれたSFという印象です。

 

これからが楽しみです。

初期の作品としてお読みください。

 

注意 どの作品にも、既存のSF小説のエッセンスが組み込まれています。

  

もののあはれ (ケン・リュウ短篇傑作集2)

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フェルマーの最終定理(新潮文庫)

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