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いろんな人がいて、いろんな本を読んでいる。コーヒーと夜の散歩と伊藤計劃がだいすきな25才が、 あんな本や、こんな本を、紹介します。

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ブイヨンって呼んでもいいし、コンソメって呼んでもいいですよ 「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん/友井羊」

 

店主の手作りスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。

 

元気なとき食べるご飯は美味しいけれど、美味しいスープはこころを満たしてくれます。

仕事や人間関係、現代を社会の中で生きるつかれたひとたちが、吸い寄せられるように「しずく」ののれんをくぐっていきます。

 

「僕の作ったスープを毎朝食べてほしい。最愛の人にもらった温かなスープと、家族一緒に食べる朝ごはん。この二つを、この子に与えたいんです」

 

ぼくらは愛さえ分け合える。さっきまで、赤の他人だったあなたと。

 

こころがぼろぼろになったひとが再生していくお話です。

食事がにがてなひとにも、おすすめします。

 

 

スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
 

 

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