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いろんな人がいて、いろんな本を読んでいる。コーヒーと夜の散歩と伊藤計劃がだいすきな25才が、 あんな本や、こんな本を、紹介します。

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あした、いいえ、こんばんのわがみ 「床下仙人/原宏一」

 

「家の中に変な男が棲(す)んでいるのよ!」念願のマイホームに入居して早々、妻が訴えた。そんなバカな。仕事、仕事でほとんど家にいないおれにあてつけるとは! そんなある夜、洗面所で歯を磨いている男を見た。さらに、妻と子がその男と談笑している一家団欒(だんらん)のような光景を! 

 

不条理をテーマにしながらも、どこかおかしく笑える、四篇。

ホップなカフカです。

 

だが、なによ。だがとか、しかしとか言ってるうちに、野垂れ死んじゃったら元も子もないじゃない。

 

現実は、猛スピードでわたしたちを追い越していく。

 

小説がひっしになって追い縋る、そのあとをまた追いましょう。

ラストには、希望が待っています。

 

カフカ未読の片は、さきにこちらをどうぞ。

悪意もキュートに描かれています。

 

床下仙人 (祥伝社文庫)

床下仙人 (祥伝社文庫)

 

  

あわせて読みませんか

 

わたしたちは大袈裟じゃない。マスクを手放せない女の子が、自分と他人と向きあおうとするお話です。

厭世マニュアル (角川書店単行本)

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